エクスカーション

PETサマーセミナー2019in福島では、エクスカーション企画「被災地の今 ~福島県 浪江町視察~」を企画致しました。会場よりバスにて東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故による原子力災害の被害を受けた地域を訪れ、皆さまの目で”被災地の今”を見て頂く企画となります。立ち寄り先は避難指示が解除された地域内ですが、道中は帰還困難区域も通過いたします。

エクスカーション企画参加には、事前の登録(アーリー/レイト)が必要です。当日登録の方は参加できません。
また、お申し込みにあたりましては、サマーセミナー参加登録者のみ受付しております(同伴者の参加は受付しません)。参加希望の方は、必ずPETサマーセミナー2019in福島への参加登録をした上で、お申し込みください。尚、定員は設けておりませんのでエクスカーション企画参加希望者は全員ご参加頂けます。

エクスカーション企画「被災地の今」

被災地の今~福島県浪江町視察~

実施日:2019年8月24日(土)13:15~19:20

■行程
・13:15~14:20 会場内(コラッセふくしま)にて全体説明
指定会場(参加証に指定会場名を印字します)にて全体説明を聴講します。ご自分の指定された会場にて聴講ください。

【第1部】
伊藤浩大会長による「大会長講演」
伊藤浩大会長からエクスカーション企画「被災地の今」についての企画意図についてお話頂きます。

【第2部】
一般社団法人 まちづくりなみえ 事務局次長 菅野 孝明様より「なみえ復興レポート」をもとに東日本大震災の被害、空間放射線量の分布と区域指定、浪江町復興計画、復興の歩み、住民意向調査の結果、復興まちづくりの考え方、復興まちづくりの目指す姿、復興を実現し、飛躍するふるさとの姿について、ご説明いただきます。

■ツアー予定
○14:20~14:30
全体説明終了後、各指定のバスへ乗車
各会場から順番にコラッセふくしま隣接の福島駅西口へ向かい、指定バスへ乗車します。
参加者にはあらかじめ、全体説明聴講会場と乗車バス号車を指定しますので、参加証に印字されたバスへ乗車します。乗車後、点呼確認を行います。(出発点呼時に不在の場合は欠席とさせていただきます)
○14:30
福島駅西口より貸切バスにて浪江町へ移動
・途中、国道114号線を通過の際、「帰還困難区域」を通過します。「帰還困難区域」では、 バス車内の窓を開けること、バスから降車することは禁止されています。2時間程度はトイレ休憩がありません。
同日19:30から行われるPETサマーセミナー2019 in 福島懇親会で太鼓演奏を披露いただく、「山木屋太鼓」さんの居住地山木屋地区も通過致します。
[ 山木屋太鼓:http://yamakiya-taiko.com/ ]
○16:00
浪江町到着
浪江町到着その後、浪江町内 「請戸漁港」「大平山霊園」に向かいます。 各所にて東日本大震災語り部ガイドさんから、当時の被災状況および復興への取り組み状況等のお話を伺います。16:00~17:20までの間にトイレ休憩を2回予定しています。
○17:20
浪江町出発
○19:20
コラッセふくしま到着、解散

※尚、予定は何らかの事情により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。

▼注意事項
1)行程の大半がバス車内になります。飲物等の準備はありませんので各自、水分補給などの飲物を持参ください。ゴミを捨てる場所がありませんのでゴミのお持ち帰りにご協力ください。
2)行程中、2回トイレ休憩を予定しております。
3)バス車内は空調がありますが、屋外は猛暑が予想されます。温度調整のできる服装(重ね着など)、歩きやすい靴でご参加ください。
4)行程中撮影NGな場所はありませんが、浪江町で市街地を歩く際、個人の土地への立ち入りは御遠慮ください。

《浪江町について》いったん人口がゼロとなった町

浪江町は福島県浜通りに属し、町内東部の請戸漁港は、福島県の最東端にあたります。また、福島第一原子力発電所から浪江町までは最も近いところで約4km、浪江町役場までは約8kmの距離にあり、東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の影響を受けて、全町民が町外へと避難を余儀なくされました。2017年3月31日に一部の地域の避難指示が解除されましたが、現在も「帰還困難区域」が町の8割を占め、いまだにいつ帰れるかわからない地域があることも事実です。2019年2月末時点の町内居住人口は震災前の5%弱の910人となっております。

視察先の説明

請戸漁港

震災前は94隻の操業により活気があった請戸漁港。東日本大震災により壊滅的な被害を受けました。
しかし、2017年2月に漁港の一部復旧に合わせて26隻が戻り、現在は27隻で試験操業を実施しています。2019年7月には水産業共同利用施設が完成し、2019年度中には市場が再開する見込みです。現時点では、すべての魚種が試験操業の対象となり、厳しい検査を行いながら、ほとんどの魚種の出荷制限が解除されました。しかし、原発から半径10km圏内にある自分たちの漁場ではいまだ漁はできず、風評被害も継続しています。厳しい状況は続いていますが、漁業関係者は何としても請戸の漁業を続ける強い意志で前向きに進んでいます。

大平山霊園

津波により流失・被害のあった共同墓地を移転するために、防災集団移転促進事業の一環として建設されたのが町営大平山霊園です。2015年3月に完成し、町の復興として目に見える最初の施設整備となりました。その後、2017年3月に慰霊碑が除幕を迎え、地震・津波・原子力災害の複合災害による鎮魂の場の一つとなっています。また、この場所は震災当時も一時避難場所として指定されていた高台であり、津波被災地を一望できる場所として多くの方が訪れています。

帰還困難区域

浪江町全体の8割の地域は空間線量が高く、いまだ帰る見通しがついていない帰還困難区域です。解除区域とは全く違う時が止まった風景がそこにはあります。農地だった場所は草地から森林へ変化しつつある場所さえあります。復旧・復興推進のため、帰還困難区域であっても主要な幹線道路は除染し、許可書無しで通行できる特別通過交通制度が適用されています。その一方、住宅に入る側道はすべてバリケードが設置され、帰還困難区域の住民の方の一時帰宅がしにくい環境ともなりました。
森林が多い帰還困難区域のため、森林の除染方法が確立していない中、自然低減を待つしかない状況にありますが、一部の地域は特定復興再生拠点に指定され、2023年の一部避難指示解除を目途に除染作業が進められています。

>帰還困難区域とは:ふくしま復興ステーションサイト